木星の大赤斑を至近距離から撮影した画像がおもしろい

比較的小さな望遠鏡でも観測できる木星の大赤斑。それを上空9,000kmから撮影した画像が届いた。

写真を見ると、一瞬何かの目玉のように見えて驚いてしまう。

sorae.jp

上空9,000kmということは、地球の直径の4分の3くらいの距離から撮影したということだ。木星が地球の約10倍大きいことを考えると、結構な至近距離から撮影されたものだ。

大赤斑の中でも木星大気が複雑に渦巻いている様子が鮮明に写っている。この写真1枚だけだと難しいかもしれないが、今後も同様の観測を何回か続ければ、大赤斑の大気の運動が解明されるだろう。地球の大気とは全く異なる成分の木星大気の運動メカニズム解明に期待したい。