三十路理系男の科学ニュース日記

ブログ名のとおり、三十路過ぎの理系男が世の科学ニュースを見て色々思ったことを書き連ねるブログです。

量子テレポーテーションを利用した情報通信が実現しつつあるらしい。

量子力学の教科書などを読んでいると、我々の住むマクロな世界とあまりにも物理的現象が異なって、いつもわけがわからなくなってしまう。

そして次に、科学は別に人の役に立つ・立たないは関係なく発展してきたのだが、量子力学の世界で観測されている現象が人類の役に立つことなんてないのだろうな、と思っていた。

ところが、現実には電子のトンネル効果によって、超高集積の電子回路は電子の「漏電」が大きかったりと、我々の目の触れる範囲にまで量子力学の世界はせまっている。

そして、今日読んだこのニュース。

www.gizmodo.jp

これは実現したらすごい。

今の普通の通信技術、すなわち電磁波を使った技術だと、地球と月とで電話するのにも約2.6秒のタイムラグが生じてしまうわけだが、これが縮められるということだ。

木星の探査機が撮影した画像なども、瞬時に地球に送られるようになるということなのだろう。

さらに興味深いのが、今回の記事の実験は地球と人工衛星とのやりとりで、あまり精度はよくないらしいが、一方地球上ではもっと高精度で量子テレポーテーションを用いた通信の実験がうまくいっている、ということだ。インターネットなどもそのうちどんどん速くなっていくのだろうか。

それにしても光子って不思議な素粒子だ。相対性理論を少しかじった程度の私の理解だが、光子そのものには時間の概念がないのだろう。実に不思議な感覚を覚える。