三十路理系男の科学ニュース日記

ブログ名のとおり、三十路過ぎの理系男が世の科学ニュースを見て色々思ったことを書き連ねるブログです。

カリフォルニア州でどのようなメカニズムで生きているのか謎の細菌が発見される

どうやって生きているのかわからない細菌が発見されたらしい。どうやって「生きている」と判別しているのか?この細菌、どうやらちゃんと遺伝子を持っているらしく、しかも自己増殖しているらしい。

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色々すごいところがあるのだが、まずはアルカリ性塩基性)の環境下で生きている、という点だろう。

マントル由来の岩石ということは、かんらん石のような鉱物を多く含んでいるということだろう。岩石学の世界で塩基性のものを「苦鉄質」と呼ぶが、そのような岩石が卓越する地域なのだろう。しかし、泉が強アルカリ性ということは、ペプチド結合を加水分解してしまうような環境にあるということだろう。どのように、細胞自体や、遺伝子を維持しているのだろうか。遺伝子は我々の知っているDNAとは異なるものなのだろうか?

そして、生命維持のエネルギーを得るための遺伝子を持っていないという。酸素呼吸しない細菌自体は身近にもたくさんいるが、そもそも呼吸をしないということは、どうやってその細胞自体を維持しているのだろうか。そして、記事の中で可能性のひとつとして、「岩石から電子を直接得たり」ということが書かれているが、そのようなことが可能なのだろうか?だとすれば、量子力学的にもすごい生命体になると思う。

このような細菌が発見されてしまうということは、宇宙のあらゆる星で、つまり今まで生命が存在しないと考えられているような環境でも生命がいる可能性がある、ということだ。

今後、どのようなメカニズムで生きているのか調査されるだろうが、その研究結果が楽しみである。