光速の5分の1で航行する超小型人工衛星がすごそう

世界最小のチップ型の人工衛星。重さはなんと4g。下のリンク先の記事をご覧いただくとわかるように、ソーラーパネルマイコン、最低限の通信装置だけのプリント基板むき出しの人工衛星だ。

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超小型・超軽量ゆえのすごさが、光速の5分の1(秒速約6万km)で航行可能というところだ。月(地球から約38万km)へわずか7秒で到達。太陽からもっとも近いケンタウルス座アルファ星(約4.3光年)にも約22年で到達することになる。これならこの衛星を打ち上げた研究者や技術者たちが存命の間に、探査結果を得ることができそうだ。

記事にもあるように、一番の課題が、この大きさでどうやって地球に十分なデータを送る電波を発することができるのか、という点だろう。それと気になるのは、太陽系外の探査になると、太陽光エネルギーが十分に得られなくなってしまいそうだが、それでも大丈夫なのだろうか。それともケンタウルス座アルファ星のような別の恒星に近づいた時に、また電波を発するようになるのだろうか。

それと、この超小型人工衛星具体的に何を探査できるかが重要だろう。搭載するセンサーによるのだろうが、それは画像なのか、特定の波長の電磁波なのか、あるいは様々なセンサーを積んだ別々の人工衛星を同時に多数同じ方向に送りつけるのか・・・。

もしもすぐ近くにある超小型人工衛星同士で情報をやりとりし、普通の人工衛星と同じくらいの機能が持てるようになれば、より一層すごいと思う。