三十路理系男の科学ニュース日記

ブログ名のとおり、三十路過ぎの理系男が世の科学ニュースを見て色々思ったことを書き連ねるブログです。

いわゆる「ギョリュウ」の最大規模の化石

恐竜が地上を闊歩していたジュラ紀白亜紀の海は、地上と同様に大型の海棲爬虫類が多数生息していた。

この度、ドイツのハノーファーの博物館に展示されていた「ギョリュウ」、イクチオサウルスの化石が、主としては最大の大きさだったことが判明したらしい。

(英語のみ) 

www.bbc.com

 この化石はイギリスの海岸沿いで20年前に発見されたものらしいが、最近までじっくり研究されていなかったらしい。

実はこのようなケースは結構ある。今年(2017年)4月に発表された、北海道産の恐竜化石「ムカワリュウ」も、化石の発見自体は14年前だった。

日本で発見された白亜紀の海棲爬虫類「フタバスズキリュウ」に至っては、新種と判明するまで発見から40年かかっている。

その道の研究者の目に留まらないと、どんな立派な化石でも詳しくは研究できないようだ。科学者同士の何らかのネットワークがあるといいのかもしれないと思った。研究テーマがほしくてウズウズしている研究者なんて、世界中にたくさんいるだろうし、うまく研究の需給バランスを調整できれば、いろんなことがもっと早くわかるようになるような気がした。

ところで、リンク先のBBCニュースのイクチオサウルスのイラストに、アンモナイトがこれでもかというほどたくさん描き込まれているのがちょっとおもしろかった。いや、何もここまで描き込まなくても、と思うのだが。

イクチオサウルスの化石の周りにアンモナイト化石が多数一緒に産出しているから、同時期に近くの海で生息していたことをアピールしたいのだろうが、ちょっと盛りすぎな気もした。一緒に死んだのか、ちょっとタイムラグがあって死んだのかはこの化石だけではわからないし。