ボイジャー1号が打ち上げられてからちょうど40年!

人類の作ったものでいまのところ(2017年9月現在)唯一、太陽系外へ出た探査衛星ボイジャー1号。このボイジャー1号が打ち上げられてから、今日でちょうど40年だという。

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記事によると、ボイジャー1号の打ち上げは1977年9月5日。その2週間前の1977年8月20日にボイジャー2号が先に打ち上げられたらしい。いや、ボイジャー1号2号は知っていたが、2号の方が先に打ち上げられたというところまでは知らなかった。

この40年間、地球上から打ち上げられた数々の人工衛星が寿命を迎え、大気圏に突入して燃え尽きただろうに、このボイジャーたちは40年間、未だに地球へ信号を送り続けているらしい。すごい!

さて、地球を回る一般的な人工衛星は、だいたいみんな太陽光電池を積んでいて、そこから電源を得ている。このボイジャー、太陽から遠く離れてどのように電源を得ているかと言えば、プルトニウム原子力電池なのだ。半減期2万4千年のプルトニウムなら、まぁ1万年くらいは持つのだろう。人類の方が1万年持たないかもしれない。

ボイジャーに人類の記録を色々積んでいるのはいいけれど、このプルトニウム電池が活発に生きているときだと、近づいた宇宙人にも悪影響なのではなかろうか。地球人類による放射能汚染が太陽系外にまで広がらないことを願うばかり。

話しはそれるけれど、核のゴミを太陽に向けてロケットを飛ばして処分しないのは、ロケット打ち上げが失敗したときにとんでもないことになるから。それなのに、ボイジャープルトニウム電池はよく頑張ったものだなぁと思う。スリーマイル島メルトダウンの前だったから、アメリカ人も放射能に対してまだ穏やかだったからなのだろうか。